脳卒中(脳血管障害)の3つ、脳出血、脳梗塞、くも膜下出血のうち、脳梗塞(のうこうそく)の前触れとなる発作を、一過性脳虚血発作(TIA)といいます。
脳卒中の発作は、予測が難しいものですが、このような警告の発作の段階で適切な処理、対策をすることが、大きな発作を防ぐ重要なカギとなります。
一過性脳虚血発作(TIA)は、医師の目の前でおこることはほとんどないといえますから、患者さんご本人が、ご自身の症状を正確に自覚し、それを的確なことばで医師に説明することが大切です。
一過性脳虚血発作(TIA)診断の方法
1.問診
心臓を含んだ、全身の動脈硬化性の疾患があるかどうかを確認します。
なかでも、頚動脈(けいどうみゃく)や、眼窩(がんか)の雑音が重視されます。
さらに眼底検査(がんていけんさ)を行います。
これにより、網膜動脈(もうまくどうみゃく)に血小板やコレステロールの小さな栓子(せんし)が観察されます。
「栓子」というのは、血管の内側に血液が固まった状態をいいます。
2.そのほかの検査・・・CTスキャン、脳波検査、脳血管造影
一過性脳虚血発作(TIA)と同じように、手足のしびれや麻痺(まひ)といった症状を起こす可能性がある、ほかの疾患・・・脳腫瘍(のうしゅよう)、脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)、脳動静脈奇形(のうどうじょうみゃくきけい)、あるいはてんかん、など・・・を除外するためです。
なかでももっとも重視されるのが、脳血管造影脳血管造影です。
