アダムス・ストロークス症候群への対応、診断、治療

てんかんとよく似た症状を示し、突然、意識を失い、痙攣を起こす病気に、「アダムス・ストロークス症候群」があります。

不整脈のタイプのひとつである、房室ブロックなどでは、アダムス・ストロークス症候群を起こすことがあります。

アダムス・ストロークス症候群は、心臓の異常が原因で心臓の動きがとまってしまったときに、心臓から脳へ血液が送られなくなり、意識を失ってしまう病気です。

アダムス・ストロークス発作の際の対応


数秒から数分で意識を回復することもありますが、なかには心臓の動きがなかなか回復せず、意識が戻らないまま死亡するケースもあるので注意が必要です。

発作を起こし、意識を失った場合には、すぐに救急車を呼びます。


心臓が止まってしまっている場合には、急いで心臓マッサージをします。

呼吸が止まっている場合には、人工呼吸も同時におこなう必要があります。

アダムス・ストロークス症候群の診断と治療


アダムス・ストロークス症候群の診断は、心電図検査によっておこないます。

ただし一般の心電図検査では、記録できるのはせいぜい数十秒以下であることから、その間に異常が見つかるとは限りません。

そのため、24時間の心電図記録が可能である「ホルター心電計」を携帯して発作が起こったときの心電図を記録したり、運動をして関係のある不整脈を故意的に起こして、調べます。

アダムス・ストロークス症候群の原因が、心室の停止である場合は、心室の収縮を人工的に起こさせる「ペースメーカー」という機器を胸に植え込みます。


心室細動などの不整脈が起こっている場合には、電気ショックをかけて正常なリズムを取り戻します。そのあと、予防的治療として、「抗不整脈薬」を用います。