脚ブロック

心臓は、心臓自身が「刺激」を発生し、それが心臓全体に伝えられることによって収縮と拡張を繰り返します。この刺激が発生するのは、洞結節という、心房の筋肉の一部です。


脚ブロックとは、不整脈のタイプのひとつで、洞結節で発生した刺激が、房室結節から左右の心室に分かれたあとの伝道経路になんらかの支障が生じたときにおこります。

 

右脚の伝道障害を「右脚ブロック」といい、左脚の伝道障害を「左脚ブロック」といいます。ただし、脚ブロック自体ではなんらの症状も出ません。

心電図を調べてみてはじめて発見されます。

脚ブロックの治療


1.基礎となる心臓病がない場合・・・リズムが安定していて、基礎となる心臓疾患がない場合には、治療の必要はほとんどありません。

ただし、定期的に検査を受け、症状に変化がないかどうか、確認したほうがよいでしょう。


2.基礎となる心臓病がある場合・・・基礎となる心臓病の治療が中心となります。ただし、治療による副作用に注意します。


3.リズムが不安定で徐脈や心停止が生じる場合・・・人工ペースメーカーを胸に植え込み、規則的な電気刺激を人工的に心臓に送り、心臓の動きを整える治療法がとられます。


*人工ペースメーカー・・・心臓が一定の時間以上、停止したままになったときに、器械がそれを感知し、自動的に電気的な刺激を発生して心臓の収縮をおこす、というものです。

現在、日本で新たにペースメーカーを植え込む人は、年間で約1万人にのぼるといわれ、年々広まってきています。