徐脈性不整脈

「ヒト」の脈拍は、安静時で通常1分間に、50~100拍程度です。


不整脈という場合、この正常な脈拍を下まわる場合の「徐脈性不整脈」と、多い場合の「頻脈性不整脈」、」および、心拍異常を伴わない不整脈の3つに分類されます。

徐脈性不整脈はさらに次のようないくつかのタイプにわかれます:


1.洞房ブロック
2.房室ブロック・・・心房から心室への「刺激」の伝道が不完全であるか、あるいはまったく伝わっていない状態です。

 房室ブロックは、その程度によって1度から3度にわかれます。


●I度房室ブロック ・・・P波が存在し、P波とQRSの間隔は一定です。

しかし、PR間隔が0.21秒以上の場合をいいます。


●II度房室ブロック ・・・P波の後にQRSが抜け落ちている状態の不整脈をいいます。

ウェッケンバッハ型房室ブロックとモービッツII型房室ブロック。

 
●III度房室ブロック ・・・P波が存在するが、P波とQRS波の間の時間的関連性がない状態です。


●房室解離


3.接合部性調律

 
4.洞不全症候群・・・洞結節によるリズムが徐脈になったり、一瞬と待ったりするものをいいます。


5.呼吸性不整脈・・・ 吸気時には脈拍が上昇する一方で、呼気時には低下する状態といいます。

若年者に多く見られます。

脈拍は不整ですが、病気ではありません。


5.脚ブロック(きゃくぶろっく)・・・左右の心室壁のいずれかにおいて、神経伝達が断絶してしまっている状態です。

途切れているほうの心室壁は、心筋伝導によって、もう一方より遅れて収縮することになるため、QRSの波形は、ウサギの耳状の「二峰性」になります。